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桜内梨子「全てに意味がある」〜出会いの意味を見つけるために〜



まえがき

この記事は結論が最後に書いてあります。なので結論だけ知りたいよって人はスクロールして一番下まで飛ばしてください。
梨子についての文なので、基本的に善子が拾ってきた犬(あんこ、ノクターンライラプス)は犬もしくはノクターンと表記します。

当然ですがラブライブ!サンシャイン!!のネタバレを含みます。

 

 

はじめに
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「全てに意味がある」というセリフは2017/11/4に放映されたラブライブ!サンシャイン!!2期5話「犬を拾う。」にて、桜内梨子ちゃんが犬嫌いを克服し、しいたけに触り言ったセリフです。
この「犬を拾う。」はよしりこ推しにとっては待ちに待って待ちくたびれたカップリング回であり。自分も梨子ちゃんがノクターンと仲良くなったり、善子とふたりではしゃいだり、梨子ちゃんが可愛いシーンや魅力的なシーン、新たな一面を見せるシーンが多く、シンプルに考えてもとても好きな回です。

そんな「犬を拾う。」において最後に桜内梨子ちゃんが言った「全てに意味がある」という言葉は自分にとってあまりにも衝撃的でした。自分は「全てのことに意味が必要」だと以前から考えていて、あまりにも近い言葉だと思ったからです。
しかし、最初は近い言葉だと思っていたのですが、このふたつは意味が同じなのかどうか疑問に思いました。
ラブライブ!サンシャイン!!2期が最終回を迎えた後でも「全てに意味がある」という言葉について考えては頭の中がモヤモヤしていたことがあります。
今回は大好きなラブライブ!サンシャイン!!2期の中で最も印象に残ったセリフであり、悩まされていた言葉でもある「全てに意味がある」という言葉について考察してみました。

 

「全てのことに意味が必要」の意味

まず、自分の考えている「全てのことに意味が必要」とは行動には意味が伴わなければいけないという意味です。

個人でいる時はそんなこと考えてなくて楽しければいいやぐらいに生きている僕ですが、特にサークルの代表として色々企画する時や大きな決断をする時には、「伝統的に行われていること」を「何のためにやっているんだろう」と本当にやる必要があるのか意味を考えたり、「後輩達と仲良くなりたい」と思って「みんなで食事会に行こう」と意味(理由)が先に来てそのための行動を決めたりしています。サークル全体で行うことはとにかくやる前に1度、本当にやる意味あるの?と明確な意味を考えることが大事だと思うからです。

対して、梨子の「全てに意味がある」とはどういう意味なのかを考えてみました。

 

「全てに意味がある」の意味を考える①
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「全てに意味がある」を素直に捉えた時、まず自分は「人生で起きたことや起こること全てには必ず意味がある」ということだと捉えました。つまり「どんな行動をしても、それには何かしらの意味が勝手についてくる」のかなって思いました。実際に5話において梨子は、
しいたけに触るためにノクターンの世話をした」訳では無いのですが
ノクターンの世話をしたことでしいたけに触れるようになった」ので間違っていないように思えます。
そして、「梨子がノクターンと出会ったことは何でもないように見えて、のちのちにしいたけに触れるようになることと勝手に結びついている運命」であるかのように感じられました。

しかし、自分にとってこれらは普段考えていることと真逆であり、納得できませんでした。実際のところ現実世界で生きている自分にとって、ぼーっと過ごしたなにげない時間や行動や出会いが必ずしも意味を持つとは限らなかったからです。アニメだから意味があるシーンだけを描いているなどと言ってしまえばそれまでですが、それではラブライブ!サンシャイン!!と自分の生き方に対して全く納得出来ず、『「全てに意味がある」という言葉の意味がわからないこと』に気持ち悪さや恐怖感すら覚えたのできちんと向き合って意味を考えようと思いました。

 

「全てに意味がある」の意味を考える②

考えるにあたって、「もう一度全てに意味がある」という結論の言葉の前後を確認し、順番に考えることにしました。

試してみようかなって。これも出会いだから…

私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの…

色んな人が、色んな想いを抱いて、その想いが見えない力になって、引き寄せられて、運命のように出会う…

全てに意味がある

見えないだけできっと!

そう思えば、素敵じゃない?

 

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私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの

まず梨子は、この世界に「偶然」はないと思ったそうです。

偶然とは
他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること。対義語 必然

という意味なので偶然がないということは、この世界で起こることは全て必然だということでしょう。

必然とは
かならずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと。

梨子はこの世界には偶然はない=必然である(≒運命である)だと思った。しかし、これはそう簡単に思えることではありません。自分の人生で起こる出来事は予期せずに起きた偶然なのか、それとも最初から決まっている必然なのかは、梨子に限らず我々現実世界に生きる人間にとっても理解できるわけがないからです。それでも梨子はこの世界に偶然はないと思い、善子にも「運命や見えない力はあると思う」と真剣に返しているのですから何かそう確信できるだけの理由があるはずです。

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色んな人が、色んな想いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて、運命のように出会う…

梨子は人と人(もしくは人と犬)の出会いは運命である(つまり偶然ではない)と語っています。
これを本当にそのまま捉えても良いのでしょうか。
善子が犬と出会った時は運命と感じたのかもしれないですが、梨子が犬と出会った時は運命の出会いであるとは感じなかったはずです。梨子とノクターンの出会いは善子の母親が携帯を忘れたことによって起きたただの偶然だったはずなのです。梨子は初対面では犬が怖くて逃げ回っていたし、苦手な犬に対して一目見て運命の出会いと感じることはまずありえないはずです。

ここで自分のことに置き換えてみました。

自分も小学校から大学生になるまでずっと仲のいい友達🐴がいて、きっとこれからも続いていく仲だと思いますし傍から見れば運命の友達のように思われるかもしれませんが、初めて小学校で喋った時はこいつと何年も一緒に遊んでいる(ましてや一緒に声優のオタクをやっている)とは思いませんでした。ただ偶然同じクラスになったから、同じ漫画を読んでいたから喋ったとかそんなきっかけだったと思います。
傍から見れば運命のように思えるのは、それだけの年月を重ねてきたからです。ずっと一緒に勉強したり遊んだりしてきたから、色んな思いがあったから、後から考えれば運命の出会いだったねと思えるわけです。一緒に勉強したり、遊んだことが見えない力となって、僕らの出会いは引き寄せられた運命であるかのように思えるのです。

梨子が言っているのはそのことだと思います。

この世界に偶然なんてないとは、
全てが最初から決められている運命であるということではないのです。

偶然の出会いが、色んな想いの積み重ねによって起きた見えない力の働きによって運命の出会いに変わる

だからこそ梨子は善子に「信じている限り、きっとその力は働いていると思うよ」と言ったんだと思います。

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ダイヤと鞠莉と、3人でここで曲作って、その想いが繋がって、偶然が重なってここまできた

この世界に偶然なんてない。という言葉の自分なりの解釈でこの言葉を受け取るならば
重なったのは偶然の出会いだけじゃなくて色んな人の想いなんです。Aqoursのみんなが、廃校を防ぎたいとか、ラブライブで優勝したいとか、お姉ちゃんと一緒に踊りたいとか、Aqoursに頑張って欲しいと思う浦女のみんなとかそういう想いが重なってここまできたんです。断言できます。だからこそAqoursのメンバーの出会いは偶然じゃないと言えるわけです(この世界に偶然ってないのかも)。自分たちが適当な友達との出会い全てを運命の出会いとは思わないのと同じで、もしAqoursのメンバーが出会っていたとしても9人でスクールアイドルをやることがなかったならば、やっていたとしても何も目的を持たずにダラダラとスクールアイドルをして予選敗退していたならば、これは運命の出会いとは思えなかったはずです。

つまり梨子にとってノクターンとの出会いは、偶然の出会いから、運命の出会いに変わったんだと考えられます。
では、いつノクターンとの出会いが運命の出会いだと思うようになったのか

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全てに意味がある、見えないだけできっと

そう思えば、素敵じゃない?

ここでいう「意味がある」とは「意味がある出会い」のことだと思います。「意味がある出会い」とはつまり、「運命の出会い」のことです。全ての出会いが(何でもないように見えて)、実は運命の出会いであると思えば素敵じゃない?という意味が込められているように感じました。

アニメでは素敵じゃない?で終わっていて千歌が答えたりしているわけではなくEDが始まりますが、疑問形で終わるのは不自然なので書かれていない反語だと思いました。反語といっても否定ではなく肯定です。

全ての出会いが(何でもないように見えて)、実は運命の出会いであると思えば素敵じゃない?の後に
だから、私は全ての出会いを運命の出会いにしたい(運命の出会いだと思いたい)
が省略されていると考えました。

そして梨子がやろうとしていることは

偶然の出会いを、色んな想いを積み重ねて起こした見えない力の働きによって運命の出会いに変える

犬が苦手な梨子にとってノクターンとの偶然の出会いを、運命の出会いに変えるためにすることは、しいたけに触ること
そうしたら、ノクターンとの偶然の出会いは梨子にとって自分から犬に触ることができるようになるきっかけをくれた運命の出会いになる。
梨子はノクターンとの出会いを運命の出会いだと思うために、勇気を出してしいたけに触ったんだと思います。ここでポケットからノクターンの餌が出てくるのもそれを表しているのかなって思いました。

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ユメノトビラ

出会いの意味を見つけたいと願ってる。

ユメノトビラを歌った彼女だからこそ、ノクターンとの出会いにも意味を見い出したいと思ったのではないかと思います。

運命の存在を信じている限り、偶然の出会いは自分次第で運命の出会いにすることができるのでしょう。

 

「全てに意味がある」という言葉の意味

出会いに限らず、きっかけは偶然かもしれないけど、それが意味を持つことは偶然なんかじゃなくて自分次第。
自分の力でそれに意味を持たせる。意味を持たせるために頑張る。それによって偶然は運命に変わる。
しかし、出会いはもちろん偶然や運命もひとつの例え話に過ぎません

「全てに意味がある、見えないだけできっと。そう思えば素敵じゃない?」とは
自分がやってきたことや出会いの全てが意味のあるものだったと心から思うために今を精一杯頑張って生きること

12話において梨子は千歌と曜に次のように打ち明けています。

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私、自分が選んだ道が間違ってなかったって心の底から思えた
辛くてピアノから逃げた私を救ってくれた、千歌ちゃんたちとの出会いこそが奇跡だったんだって
「だから勝ちたい、ラブライブで勝ちたい。この道でよかったんだって証明したい。」
今を精一杯全力で、心から
スクールアイドルをやりたい!

自分が選んだ道は間違っていなかったとしつつも、ラブライブで勝つことでスクールアイドルをやってよかったんだと証明したい

スクールアイドルでよかったと心から思うために、ラブライブで優勝したい

「全てに意味がある、そう思えば素敵じゃない?」という言葉の意味を考えたことで、「ラブライブで勝つことで間違ってなかったと証明したい」という言葉を深く納得できたと思います。


まとめ

自分の考え方は「行動する前に意味を考える」で、梨子の考え方は「行動したことに意味を見つける」でしょう。
自分の考え方が間違ってるわけではないと思うけど、梨子の考え方はすごくいいなって思います。

自分の好きなラブライブの曲に次のような歌詞があります。

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想いよひとつになれ

かけがえのない日々を積み重ねて

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WATER BLUE NEW WORLD

明日への途中じゃなく 今は今だね

今を重ね そして 未来へ向かおう

いつかそう思うためには、かけがえのない今を重ねること。今は明日への途中じゃないから、毎日一生懸命に今を生きること。本気で頑張った日々だけがいつか意味を持ち得るんだろうなって思います。

ラブライブについてこうして考えることで、いろんなことを自分なりにではありますが理解することが出来ました。きっと偶然と運命の違いなんてラブライブがなかったら考えることもなかったテーマだと思います。
こうして考えて、いろんなことを感じ取って、それだけでもいいのかもしれないけど、自分のこれからの人生で感じたことを形にしたい、行動に移したい。それがラブライブっていうコンテンツに対して出来るいちばんの恩返しなんじゃないかなっていつも思います。ラブライブを通じて自分はこんなふうに変わったんだっていう姿を見せたい。そうすることこそがラブライブ!サンシャイン!!で描かれていることだし、いつかラブライブが終わる時や飽きる時が来たとしてもラブライブを見てよかったと心から思えるはずだから。ラブライブと出会えたことに意味を見つけたいです。

 

あとがき

ここまで長く内容の散らかった文章をお読みいただきありがとうございます。
今回の記事ですが、書こうと思ってから1ヵ月、ひいては初放映の日から毎日少しずつ発見したり気づいたりしたことをメモ帳にまとめて書きました。少し考えるとついさっきまでとは真逆のことになったりもして、今でも「偶然と運命」「全てに意味がある」というテーマに対してたくさん考える余地があるとは思っています。少なくとも善子側に立って考えてないですし。そして、書いていて内容がうまくまとめられないことや思っていることをそのまま書けない文章力の無さを痛感しました。本当は千歌の「最初から奇跡を起こそうなんて人いないと思う」とか、ダイヤの「私が書いたことは現実になる」とかルビィが面接の時ダイヤに励まされていたことを思い出すシーンについても書いてみたかったのですが、うまくまとめられる気がしなかったので梨子を中心に丸く収めた形になりました。今後の大学生活ではレポートを書いたりする機会が増えると思うのでよりよくしていきたいです。

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りこせんの質問箱です | Peing

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ
ラブライブ!サンシャイン!!2期が終わった今見返してみると、「犬」をピアノ、「ノクターン」をスクールアイドル、「しいたけ」をラブライブの決勝に例えると、この2期5話ってラブライブ!サンシャイン!!全体を通しての梨子の想いの移り変わりも表していると言えるかもって思いました。